パワースポットブームも一息ついて、終息というか普通なかんじに日本人の心に定着したようですね。
やっぱり根拠がはっきりしないというか、証明のできないものなので、元々有名且つ交通の便のよいところがさらにメジャーになり、このあとも末長く人気を集めていくのでしょう。
それからご利益でいえば、やっぱり恋愛成就や縁結び、良縁成就がダントツ。
そして金運財運お金儲け、宝くじの当たるパワースポットもメジャーになりやすい。
京都の街なかでここ数年来初詣客数をぐんと伸ばした神社があります。
金色の鳥居のめでたい「みかね神社(御金神社)」です。
お財布に入れる小判型のお守りも人気で、お正月には境内に入りきれず西洞院通りに大行列ができるそうです。
御金神社には金属の全てを司る神様が祀られていて、金属が範疇を広げてマネー全域に御神徳が及ぶということになっているそうです。
玉の輿のご利益も期待できるとか。
次に、大阪の難波茶臼山堀越神社という長い名前の神社。
こちらはだるくてしんどくてどうにもやる気のでない人におすすめ。
御神木のクスノキに触れていると、なんだかモクモクとやる気元気が湧いて来るのだそうです。
オルニチンやイミダペプチドを飲むよりも、こういうふうな自己治癒力を高める行動も効果あり。
順番は前後しますが、恋愛成就なら世界遺産京都地主神社は外せません。
こちらも狭すぎる神社で、なんというか清水寺の境内のかたすみにあるかんじ。
しかし、由緒は正しく、清水寺より先に鎮座していたというのですから、ちょっと信用もアップ。
「恋のすいか割り」とよばれる『恋占の石』は鑑定の結果縄文時代からここにあるのだとか。
一説によるとすいか割りはたとえではなく、本当にすいか割りの期限がこの恋占の石だそうです。
こちらも触ってパワーをもらいましょう。
地主神社からも歩いて行ける距離の安井金毘羅宮は悪縁断ち&縁結びの神社。
比率は悪縁断ちのほうがメイン。
元は悪縁断ち一本だったのが、最近になってから「悪縁断つと良縁が舞い込む」とこじつけて良縁成就をアピールしてメジャー化を図って成功したのだとか。
悪縁断ちのドロドロ感は薄まり、足を運びやすいふんいきになりました。
しかし!絵馬をチラチラっと見ていくと、ものすごくドロドロしたメッセージにぶちあたります。
「奥さんが死んであの人が私の元に来ますように」なんていう願いが実名入りで掛けられています。
くぐる石も有名です。
ごく最近のものですが。
自分の祈願したい切実な願いに合わせて神社をチョイスすることは、今も昔も大切です。